7・30 アズミとニンジャ (2014/07/30)
また、愛犬ニンジャの具合が悪い。おそらく寒さのせいで、調子が悪いのだろう。そろそろ8歳であるから人間の年齢で言うと48歳。身体に支障がでてきてもおかしくない。以前にも同じようなことがあり、階段を上がるのもなんぎそうであったが、様子をみているうちに治ってしまった。今回も、安静にさせて、しばらく様子を見るつもりだ。 ニンジャは、お腹がすいたり、水を飲みたかったりすると要求してくる、自己主張をする犬である。今朝も、訴えるような目で僕をみるので、エサでもないのかと思いエサを置いている場所に行くと、エサは入っている。どうしたのだろうと思っていると、後をついてきたニンジャが食べ始めた。すぐ横でアズミ(雌犬)が唸っている。おそらく、アズミが食べさせてくれないから、食べられるようにしてくれ、と僕に頼んでいたのであろう。 先にニンジャを飼っていて、1匹じゃ寂しいだろうと後からアズミを連れてきたのであるが、アズミは初めて家に来た時から所有意識が強く、エサ入れの近くに陣取って、自分よりずっと大きなニンジャを寄せ付けなかった。気が付くたび、アズミに注意していたのだが、その癖は治らず、自分が食べている時にはニンジャを寄せ付けない。僕が見ているのでアズミもしぶしぶニンジャが食べることを許している。ニンジャは安心してエサを食べ始めた。お腹が空いていたようでかなりの量を食べる。それでも、アズミは小さく唸っている。 アズミにこんな意地悪をされても、ニンジャはアズミのことが大好きで、気を使いながらも、いつも寄りそうように近くに居る。アズミの方もそんなニンジャにまんざらではないようで、機嫌が良いときには、愛おしそうにニンジャをなめてやっている。なんだかんだ言って2匹は仲がいいのである。 しかし、何かの拍子に、びっくりするぐらいの大ゲンカをするときがある。ダックスフンド同志の喧嘩は、後足で立ち上がり、ぶつかり合う。普段はニンジャの方が折れてうまくいっている2匹だけにその激しさに驚かされる。おそらくエサが原因でニンジャが切れるのであろう。 時に大喧嘩をするものの、どちらか1匹が部屋に閉じ込められたりすると必ず知らせにくるし、どちらかが粗相やイタヅラをして怒られるときもいつも2匹いっしょである。2匹はもう離れて暮らすことができない仲なのである。そんな2匹を見ていると妙に羨ましくなる。
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