8・1 セ広場 に惹かれて (2014/08/01)
セントロを歩くときは必ず、セ広場を歩くことにしている。 以前は、セ広場と言えば、サンパウロでも1,2の治安の悪い所として有名であったが、最近はそれほどでもない。数年前はたむろしていたストリートチルドレンもほとんどみなくなったし、危なそうな麻薬常習者も少なくなった。とは言っても、決して安全な場所とは言い難いが・・・。未だに、多くの路上生活者や、仕事がなく行きどころがない人が、日がなぶらぶらしている。いわば、社会からあぶれた人たちの吹き溜まりのような場所なのである。そんなセ広場が妙に好きで、ほぼ1日に1回は行っている感じである。考えてみれば、僕自身もほとんど社会からあぶれたような人間であるから、妙に惹かれるのかもしれない? その日の写真を撮る調子をみるのにたいていカテドラルの写真を1枚撮る。、長いはしないし、広場をでるときにも、つけられていないか注意は怠らない。セントロの写真を撮る時には、危ないから長いをしないで、さっさと、その場を離れるのがひとつのコツだと僕は思っている。 今日、いつものように広場にいくと、広場の樹木に青葉が芽吹いているのに気が付いた。まだまだ遠いが、春が少しずつ近づいているのである。メトロの入り口付近にいくと、無料で配布される非売品コンドームの束を持ったおっさんが、「100レアルで売るよ」と男に言っていた。テレビニュースで見ていると、偽の運転免許所や身分証明書、住所録をコピーしたCDなどの売買がされる場所は必ずと言っていいほど、セ広場である。 今日、何枚か広場で写真をとっていて、なんとなく危ないモノを感じた。自分では気が付かないで撮った写真に犯罪者が写りこんでいた、なんてこともありえるから、犯罪に巻き込まれないためにも、被写体には十分気を付けた方がよさそうである。
|