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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2020年の日記  (最終更新日 : 2020/06/04)
5月1日(金)の記 メーデーが命日

5月1日(金)の記 メーデーが命日 (2020/05/02) メーデーが命日
ブラジルにて


今日はメーデー。
ブラジルのメーデーは祭日だ。

コロナ禍により、日毎の買い物もはばかる状況下。
今日は家人からのリクエストもあり、堂々と、まではいかないけど外出。

好天の朝だが、団地内の広場の人もまばら。
敷地を出ると、外出制限令下の平日よりさらに人手が乏しい。

少し回り道コースで祭日でも開いている肉屋とスーパーへ。
近所のグラフィティを物色したい狙いもあり。
メトロポリスを描いた壁がある。
外出制限令になってもいつも路上駐車のクルマが何台か壁の前に重なっていたが、今日は車がない。
せっかくなので、周囲を見計らってスマホ撮り。

5月1日といえば。
シネマ屋友の会のミサと飲み会の日だった。
第2次大戦前から戦後しばらくまで、ブラジル奥地の日本人移住地を無声映画のフィルムと映写機を持ってトラックでまわり、映写から弁士までをつとめたシネマ屋さんたち。
その残党の集いだ。

若手の方で僕より40歳近く上だったから、もう皆さん鬼籍に入られたことだろう。
とにかく面白い人たちだった。
ステレオタイプのブラジル日本人移民像におさまらないのが痛快。
映像業界の大先輩でもあり。

奇縁からシネマ屋を描いたオルガ・フテンマさんの邦訳すると『お茶漬け』というタイトルの短編映画のための調査、小道具作成、助演まで務めることになった。
『すばらしい世界旅行』でも「シネマ屋こそわが人生 活弁ブラジルを行く」のタイトルの番組を実現して、故人となられたばかりの久米明さんの名調子で語ってもらった。
畏友の細川周平さんは『シネマ屋ブラジルを行く』(新潮選書)という労作を上梓している。

細川さんとシネマ屋のミサにあずかり、日系芸能界の長老だった池田信雄さんのお宅での酒盛りに参加させていただいていた時。
池田さんのご家族たちがテレビの周りで騒ぎ始めた。
ブラジル人のF1レーサー、アイルトン・セナがレースの事故で亡くなったのだ。

調べてみると、1994年のこと。
もう26年か。

銀幕の
残り香想う
五月かな


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