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ブラジル沖縄県人会
     100周年記念事業  (最終更新日 : 2008/12/21)
沖縄歌舞劇団「美(ちゅら)」公演 [画像を表示]

沖縄歌舞劇団「美(ちゅら)」公演 (2008/12/02)
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迫真の演技を披露する『美』
 沖縄歌舞劇団『美(ちゅら)』(大田礼子代表)は08年11月21日午後6時から、聖市リベルダーデ区の文協記念講堂で日本移民100周年事業の一環として「ブラジル公演2008」を行った。
 『美』は、1999年に玉城秀子玉城流玉扇会2代目家元により、琉球舞踊の将来を担う若手女性だけで設立された、沖縄初のプロ女性舞踊集団。沖縄はもとより全国、海外(26か国以上)で合計500回以上の公演を行っている。また、今回のブラジル公演には、賛助出演として城間健市氏、レキオスの団員(4人)が参加している。
 午後6時から始まった公演には、満員の約1200人が足を運んだ。はじめに宮城調智実行委員長が「日本を代表する劇団が来てくれました。期待にそった立派な公演になるでしょう」とあいさつ。  
 引き続き「平和への願い」をメインテーマに2部構成の舞台が幕を開けた。1部では、琉球王朝時代の「宴」で行われた芸能を、彩り鮮やかな民族衣装、舞台装飾、三線(サンシン)等を使用した沖縄独特の音楽で表現。また、琉球古武道も盛り込まれており、迫真の演技は観客を魅了した。
 第2部では、「唄・琉球の舞」と題し、レキオスのエイサー群舞や、城間氏による歌謡ショーの他、同劇団員による「涙そうそう」、「童神(わらびがみ)」が歌われ、一緒に口ずさむ観客の姿も見られた。そして、クライマックスには、大獅子と大蛇が登場。大迫力の舞に会場からは割れんばかりの拍手が起った。
 公演終了後には、アンコールの大合唱が起こり、再び出演者が姿を現すと興奮は頂点に達した。約2時間にわたり行われた公演は、終始手拍子や指笛が鳴り、沖縄の方言も聞かれるなど沖縄一色に染まっていた。
 友達の娘が同劇団の団員と説明してくれた新垣富子さん(71、沖縄県出身)は、「自分の孫が踊っているようで、見ていて涙が出てきた。素晴らしい公演を見ることができて幸せ。『美』は母県の誇り」と笑顔で話した。(サンパウロ新聞 2008年11月掲載)


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