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文化・芸術・スポーツ関係
(最終更新日 : 2003/04/11)
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- 画廊経営: 秀子 鈴木 田口さん
- 音楽家: 広瀬 秀雄さん
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- 司書: 柳 紘子さん
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- 造形作家: 吉沢 太さん
- 柔術家: レオナルド・アウカントラ・ビエ
イラさん
画廊経営: 秀子 鈴木 田口さん
画廊経営: 秀子 鈴木 田口さん (2003/04/11)
氏名
秀子 鈴木 田口
住所
サンパウロ州 サンパウロ市
職業
画廊経営
生年月日
10月生まれ さそり座 B型
出身地
山梨県
渡伯年月日
2002年1月
※どうしてブラジルに来られたんですか?
私の兄が一人こっちに移住していたんです。日本で勤めをしていたんですが、毎日同じ時間にでて同じことをしてなんか自分の人生はこんなはずはなかった、という気がして、勤めを辞めて1年間だけブラジルに休憩しにきたんです。そのままブラジルが気にって住み着いちゃったんです。
※今、どんなことをされているのですか?
ギャラリーを経営していまして、それに並行してイタリアの金箔工芸の教室をやっています。両方とも20年になります。最初ギャラリー開ける前は、アトリエ・デコといって、いろいろな工芸品みたいなものを作るアトリエだったんです。それがギャラリーになったんです。
※続ける秘訣というのは何ですか?
好きなことかしら。
※どうしてギャラリーを開くことになったんですか?
なんとなく、自然にそういう状態になっていったという感じですね。まだギャラリーを開ける前に、焼き物をやっている人とか絵を書く人とか友達のアーティストが、作品持ってきて売ってくれないかなんて、そんなことをやってました。
※若い芸術家を助けるとかそういうこともされているのですか?
それはここ10年くらいです。ブラジルでのギャラリーはだいたいユダヤ人がやっていますから、やっぱりある程度のソサイティを持っていないとうまく経営していくことは難しいですね。だからその中でうちが何をできるかっということで、そういう人達に対抗してもしようがないと。それとたまたま91年にビエンナールに来た日本の若い作家達と知り合ったことで、それから急に日本の若い人達とどんどん知り合っている機会が増えたんです。
※お客さんは日系人が多いんですか?
日系人が多いですね。
※僕なんかのイメージだと日本人というのはこういう芸術関係に金を出さないというイメージが強いんですが。
少ないですね。けれども固定したお客さんがいまして。それと今だんだん日本のアーティストの作品を扱うようになってからブラジル人のお客さんも増えてきました。
※評判はどうですか。
いいですね。このところ、展覧会をすると美術館の館長なんかが来て、こういういい展覧会をしているんだったら、もっともっと宣伝しなければダメだといってくれています。だから、これからちょっと力を入れていこうと思っています。
日本だけじゃなくて他の国の若いアーティストの展覧会をしたりしています。なぜかしらないけどブラジルのアーティストは全然売れないです。そういうジンクスができてしまったからなるべく外国の人とか日系人の作品を扱っていこうかな、と思っています。
※イタリアの金箔工芸というものはどういうものなんですか?
ルネッサンスの頃にフローレンスで始ったもので、お花をモチーフにして、建築とかいろいろなものができあがったんですが、金箔工芸はその中のひとつで、その時代からの模様を使って金箔を張って色付けして家具だとか調度品を作ります。
※どういうところに引かれているんですか?
最初にブラジルに来たときにレプブリカのフェイラでみかけてすごくきれいだなと思って一度作りたいと思っていたんです。チャンスがあって覚えてそれからずっと作って教えています。生徒さんは駐在さんの奥さんがほとんどです。
ここで習った方が日本に帰って教室を開けて、あちこちのカルチャーセンターで教えています。このところ10年以上1年に1回は日本で展覧会をすることにしています。
※面白いですね。ブラジルでイタリアの芸術っていうのは。やっててどういうところが楽しいですか?
いつまでたっても完璧にできないからやめられません。
※人間関係がそれによって膨らんでくるということはありますか?
ありますね。何十年もやっていると生徒さんは千人を越えているんじゃないかなと思います。その中の何人かはずっと関係が続いていますし、1年に1回の展覧会では、みんながまたそこで集まったり、輪ができています。
※今後どのようなことをしたいと考えていますか?
画廊の方は、今年はもっともっと若いアーティストの作品を発表していこうかなと思っています。
※ブラジルに帰ってくる人が多いですけどどういう魅力があるんでしょう?
やっぱりだいたい一度来てすごく気に入って、ブラジルで続けていくことによってマーケットができるようになりますからね。日本では非常に厳しいですから。
日本のきちきちと決められた社会にいると、放り出されたように感じるんでしょうね。そういうのが作品に刺激されたり景色の色とか、人々の笑い声とかそういうもろもろのことからインスピレーションがいろいろ沸いてくるようですね。日本で無いような色を使ったりしますからね。
※自分自身ではそういう作品を作ったりされるんですか?
自分ではやらないけれど、もうちょっと自然に目を向けようかなと思っています。四国にいる福岡正信さんという農業をやられている人の本を最近読んで、ブラジルの凄い乾燥地帯で植物を植えられたらいいなっていうようなとんでもないことを考えています。
やっぱり飛行機で飛んでたりするとアメリカなんてほんとんど緑が見えないでしょ。ブラジルに来ると、アマゾンがあるから緑が見えてほっとするんですが、やっぱり人間が人間を破壊しているような気がするんですよね。ちょっと自然に帰った方がいいような気がします。
※日本の若者に対して何か感じたりすることはありますか?
日本にいると欲しいものがどんどん出てきて、ちょっと物を買うためだけに働くだとか、モノを揃えるのに一生懸命になったりして、なかなかそういう状態から抜け出せないと思いますが、もうちょっと自然に生きられないかなーっていう感じがします。
※個人的な夢みたいなものはありますか?
一生アーティストと関わっていきたいですね。できればもっと広いスペースでギャラリーとアーティストが使えるアトリエみたいなものを作って、外国から来た人が制作できるような状態にできたらいいな、と思っています。日本の若いアーティストと話していることはアートを通じて日本とブラジルの交流をしようということです。できるだけそういうお手伝いをしたいな、と思っています。
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