12・11 仕事 (2008/12/12)
「今日、ちょっと君の仕事について考えてみたよ! 君の仕事で金を儲けるのは、今、難しいよね。どうかね、いっそうのことマッサージを勉強してみては」 Tさんが会うなり言った。ツボ自体や治療法には興味があるが、どうも人の身体に触るのは(女性なら喜んで触るが、男性はちょっと・・・)苦手でいまいち気が進まないので、好意は嬉しかったが丁重に断った。 何故か解らないが、僕はいろんな方に心配される。それはありがたいことではあるが、頼りない男に見られていると思うと、少々情けない感じもする。「だらしなさそうに見えて、結構ちゃんとしているね」などといわれることもあるから、見かけからしてチャランポランで頼りない人間に見えるのかもしれない。 おおっぴらに仕事しているわけでもなく、営業するでもなく、口コミやサイト、友達・知人に紹介されて舞い込んできた仕事をほそぼそとしているだけなので、昔からの知り合いにもかかわらず、「ところで、君なにやってんの?」なんていわれることもある。そんなときは本当にがっかりしてしまう。もっとも、ほとんど名詞を持ち歩かない僕にも大いに責任がある。やっぱりこの業界で立派に生きていくためには、名詞をバンバン渡して、友人・知人をどんどん作っていかなければならないのだなとつくづく思う。 ついこの間、年末の挨拶に行った印刷屋の0さんにも「今は、大変な時期だから、あれは嫌だ、これは嫌だなんていわずに、来た仕事は全部引き受けなければだめだよ」とコンコンと諭された。自分では、そんなに好き嫌いは言ってないつもだったのだが・・・・。僕の態度がそう見えるのかもしれない。 また、知人に商品写真を撮ってあげると「綺麗に撮れていますね。またこれから。よろしくお願いします」と頼まれた。こんなことがしばしばあるから、周囲には自称カメラマンくらにしか思われていないのかもしれない。 もう少し、自分の職業を周囲にアピールしたほうがよいかな、と最近思うようになった。
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