5・29 不条理が (2018/05/28)
未だにトラックストは続いている。今日で8日目。道を走る車の量が少し減ってきているような気さえする。ちまたのガソリンポストはどこも燃料が底をつき、入荷すると長い列ができているらしい。政府はついにストをする運転手たちを逮捕するように警察に圧力をかけはじめたようだ。 たいする運転手は「これは国民全体の戦いだ」とうそぶいているらしい。これだけ国民を苦しめ、国民全体とは・・・・。結局自分たちのためだろう! 90%のブラジル人は利己的で、人のために何かをするような人間はいない、と僕はおもっている。とはいいつつも運転手たちの言い分も解らないわけでもないが、国民をまきこみすぎである。裏で元与党のPT党もストライキに協力しているらしいし最低である。「自分たちが浮き上がるためならなんでもする」感が見え見えである。与党時代に散々甘い汁を吸い、落ちて吸えなくなるとなんでもする。最悪。マスコミがどれだけ真実を書いているかわからないからどこまで本当かはわからないが・・・。 政府はストを終わらすのに約6000万円ちかくお金を使ったらしい。このお金にしても本当に必要なお金か? 使ったと見せて、自分たちが使っているだけではないのか? とにかく政治家は自分らに金を溜めこむことしかしないから信用でいない。それは日本でも同じである。 日本では今、日大の不正タックル問題で賑わっているが、理事長に居座るために、元検事や有名弁護士をつけているらしい。結局、日本もブラジルと同じく金持ちが悪いことをしても有能な弁護士をつけのうのうと嘘をつく、あるいは知らんぷりをする。そういう仕事を受ける弁護士、最低! 世界中で、金さえあれば不条理なことがまかり通る世の中になってきた。マスコミ、裁判所、警察が信じられない社会になりつつある。
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